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教室生の活躍
 武道館では全道合わせ、約250名の教室生が通っています。その中で柔道教室の中学生の活動、活躍についてふれたいと思います。
 柔道教室の中学生は現在10名。全員が同じ中学校ではなく、授業が終わると、それぞれが徒歩、自転車、バスなどで武道館に通ってきます。もちろん幼いころから通っている生徒もいますが、中学生になってから始めた生徒もいます。ただ、中学校に柔道部がない生徒が大半です。少子化に伴い部活動の縮小など仕方がないことしれませんが、毎日のように武道館に足を運び、自主的にトレーニングを行っています。教室生たちは大会に出場しても、一回戦敗退が当たり前だった時も、辞めたいと言う生徒は一人もいなくて、逆に頑張りたいという気持ちが強くなり、武道館に通う回数が増えていきました。『柔道が好きだから』『強くなりたいから』そんな理由だけではなく、『武道館』という場所が子供たちを集め、仲間との憩いの場となっているようにも感じられました。
 そんな教室生たちも三年生となり、最後の夏の県大会では今までの努力が実を結び、優勝。見事、全国大会、北信越大会の出場権を獲得しました。8月4日に福井県立武道館にて『北信越中学校柔道大会』が開催され、柔道教室生が4名出場し、大岡選手(55㎏級)の優勝をはじめ、出場した4名全員が入賞しました。そして8月17日~20日まで北海道函館アリーナにて、『第46回全国中学校柔道大会』が開催され、大岡京聖(55㎏級)、室木修幸(81㎏級)の2名が石川県代表として出場しました。両選手とも実力を出し切り、大岡選手は5位入賞という素晴らしい結果を残すことができました。学校に柔道部がない中、毎日、武道館で稽古をしてきた努力が本当に良い結果となってあらわれました。
 このように、柔道教室だけでなく剣道教室、弓道教室、なぎなた教室にも同じように日々稽古に励む教室生がたくさんいます。結果が形となって表れることは簡単なことではありませんが、結果だけが、すべてではありません。そこまでのprocessが大切であり、そのprocessが次の成長のきっかけになっていくと私は思っています。
 毎日の厳しい稽古の中を一緒に乗り切ることで仲間たちには絆が生まれ、その絆は大会で勝ち得た成績よりも一生の宝になることと信じています。
 今回、活躍した柔道教室生をはじめ、武道館教室生、そして武道を志す子供達が生涯武道とし、武道の楽しさ・厳しさ・素晴らしさを、次の世代、また次の世代へと繋げていってくれることを願っています。


| 日記 | 10:08 AM | comments (x) |
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